Insta360 ONE Rツイン版の本体(Core)とデュアルレンズモジュール(360度カメラ)を水没故障させてしまいメーカーに修理依頼してから修理完了までの記録。
Insta360 ONE Rを故障から修理完了まで
参考:Insta360 ONE Rの設定、操作方法、編集、機能などのメモ
Insta360 ONE Rを水没故障させてしまう
2020年6月7日、海で撮影中にInsta360本体の横にある、USBポート&カードスロットのロックカバーから海水が入ってしまいました。
ロックカバーをきちんと閉めていなくて、スキマから海水が入り込み、insta360本体(Core)と接続されていたデュアルレンズモジュール(360度カメラ)も合わせて水没してしまいました。
いつもはロックカバーは使用前にきちんと閉めてから海に入ります。しかし今回前日にマウントブラケットをセットしたままロックカバーを開けて充電した後、海に入る前にきちんと閉めればいいかと思い、ロックカバーをかるく閉めたままにしておいたことを忘れて、海に入ってしまいました。
海から上がって撮影できているかを確認しようとしたところ、ロックカバーがきちんと閉まっていないことに気が付いた時には手遅れでした。何をしても電源も入らずUSBポート周辺は潮だらけでした。
まずは、潮だらけになっているので、水洗いしてから乾燥すればどうにかなるかと思い、内部まで水道水で洗って、数日かけて乾燥させました。
でもやっぱりウンともスンとも言いません、まぁたぶん水洗いしても無駄だろうと思っていましたが、やっぱりダメでしたね。
販売店の修理対応窓口に持っていく
水没して故障してしまった原因は自分にあるので、有償で修理を依頼することにしました。
ビックカメラの通販で購入したので、まずは納品書と水没したInsta360を持って、大阪なんばのビックカメラの修理窓口に持ち込みました。
ビックカメラの修理スタッフさんは修理対応になれているようで、手際よく故障の概要を聞いたうえで、修理品を預かってくれ、メーカーに送るとのことでした。
メーカーの修理対応の結果を連絡してくれるというので、待っていると、3日ほどしてビックカメラから電話がありました。
Insta360に関しては、修理は直接ユーザーがメーカーへ依頼する必要があるということで、ビックカメラのスタッフも知らなかったようで、修理品を返送したいとのことでした。でも仕事場が近いので取りに行きました。
Insta360メーカーへ修理依頼
海外メーカーなんでちょっとめんどくさいなぁと思いながらも、何とかしないことには使えないので「Insta360修理申請」ページから依頼することにしました。
しかし、問合せフォームには製品名やシリアルナンバー以外に「RMAコード」というものを記入しないといけないようになっています。
この「RMAコード」は「service@insta360.com までお問い合わせください。」となっています。
RMAコードというのは何なのかよく分かりませんが、修理依頼する前に問合せする必要があったりして、またこれも少しめんどくさいです。
6月17日にメールで問い合わせすると、翌日18日にリュウさんというスタッフから返信がありました。故障の状況やその他の確認など、メールで数日やり取りしました。対応はすごく丁寧でした。
RMAコードがもらえて、ようやく修理依頼フォームから修理依頼ができようになりました。
この時点で6月7日にInsta360が水没してから2週間が経ちました。
Insta360修理申請ページから修理依頼
6月20日にInsta360修理申請ページから必要事項を入力して修理を依頼しました。
返事が来たのが6月23日です。「お客様の修理依頼を確認いたしました。」ということで、故障した部品を東京都港区のInsta360 Customer Servicesへ送って欲しいという内容です。
翌日にinsta360本体(Core)とデュアルレンズモジュール(360度カメラ)をプチプチに包んでゆうパックで発送しました。
修理品を確認した結果が来た
修理品が到着し、故障した内容が確認できたという連絡が7月1日にきました。メールには、「修理品のお客様の製品状態確認が完了しましたので、こちらをクリックし、結果を確認ください。」とありました。
クリックすると「修理不可」とだけありました。
潮水に水没したのでどうせ修理不可だろうとは思っていたのですが、「修理不可」とだけ表示されているので、こちらとしたらどうすればいいか分かりません。
まぁめんどくさいので、新品部品を購入するから手続きを教えてほしいと連絡しました。
Insta360の見積りがきた
Insta360 ONE Rのツイン版を購入した場合、4Kモジュールだけとか本体だけが故障ということがあると思います。今回本体とデュアルレンズモジュールが故障したのでこの二つの部品だけが購入できればいいことです。
そこで本体とデュアルレンズモジュールだけを新品部品交換というかたちで見積もりをもらえました。
7月2日に349.34USD(約38,000円)と見積りがきました。
PayPalで支払い
見積りがきた翌日7月3日にはPaypalで支払を済ませました。
Insta360本体とデュアルレンズモジュール到着
7月23日、ようやくInsta360本体とデュアルレンズモジュールが佐川急便で送られてきました。
6月7日に水没故障してから1月半ほどかかりました。
水没した時から修理は無理で部品交換しかないと思っていました。故障前にもぶつけてしまって、360度カメラのレンズ部分にキズがありました。レンズだけ交換できないものかと思っていたので、デュアルレンズモジュールが新品になって良かったと思ってます。
Insta360の修理対応について
海外メーカーなので修理や部品交換などの手続きは、めんどくさいのと時間がかかるだろうとは思っていましたが、やっぱりめんどうくさかったです。
できればユーザーに対しては、交換部品やモジュールだけを購入するサービスがあれば、便利だと思います。
今回のように誰が見ても修理できない状態なら、いちいち問合せして故障の状況を確認するなどのやり取りや修理品を送るなどしなくても、ユーザーが判断して部品やモジュールだけを購入できるようにすれば、メーカーとユーザーの手間が省けるんじゃないでしょうか。