白内障と加齢黄斑変性という目の病気の手術をしました。
白内障手術で眼内レンズに入れて、左右の視力が0.05の強度近視だったのが、左目1.2で、右目は1.5になりました。
メガネもコンタクトレンズも要らなくなり空の青さが見違えるようになりました。
もともとは、数年前に「網膜裂孔」という網膜の一部に穴があいて飛蚊症(虫の様なものが飛んで見える)になったことから定期的に眼医者に通ってました。
定期診断で左目の「加齢黄斑変性」が進んでるので、手術した方がいい言われて手術に踏み切りました。
「白内障」は手術するほどではなかったのですが、ついでの手術を勧められて眼内レンズを入れることにしました。
ハンバガーを注文すると、ついでにポテトもどうですか?と勧められた気分ですね。
加齢黄斑変性と白内障の症状
加齢黄斑変性の症状としては自覚がなかったのですが、これ以上進むと視野が狭くなり、進行すると見えなくなってしまうとのことで手術に踏み切りました。
白内障に関しても、あまり自覚はなくて、夜に車を運転する時ちょっと見えにくい程度で生活には困らない程度でした。
加齢黄斑変性とは、モノを見るとき に重要なはたらきをする黄斑という組織が、加齢とともにダメージを受けて変化し、視力の低下を引き起こす病気のことです。 私たちはモノを見るときに、目の中に入ってきた光を網膜という組織で刺激として受け取り、その信号を脳に送るために視神経に伝達します。 その網膜の中心部分が黄斑です。
引用:加齢黄斑変性 - 目の病気百科|参天製薬
白内障も歳ととるとほとんどの人がなるようです。
白内障とは、水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。
引用:白内障 - 目の病気百科|参天製薬
「加齢黄斑変性」も「白内障」も歳がいった人にはポピュラーな病気のようです。
加齢黄斑変性と白内障手術をしてみて
通院している眼科では、加齢黄斑変性、白内障の手術とも日帰り手術です。
白内障手術(眼内レンズ)は、片目を行ったあと、もう片方の目をその1週間か2週間後に行います。
自分の場合は、左目の加齢黄斑変性(硝子体手術)は12月11日に行い、年末年始をはさんだので、一か月後の1月8日に右目の白内障手術(眼内レンズ)を行いました。
これはサンプルなので大きさは違いますが、こんな2本のヒゲが付いたコンタクトレンズみたいなものを入れます。
加齢黄斑変性(硝子体手術)
左目は、加齢黄斑変性(硝子体手術)+白内障手術(眼内レンズ)なので、手術時間は30分ほどかかりました。
手術中は目の局所麻酔だけなので、先生や看護師の声は聞こえます。点眼麻酔のあと、何かされているのが分かりますが、どういう状況なのかはよく分からないままはじまりました。
たぶん最初に白内障手術(眼内レンズ)をしたみたいです。
その後、白目の3か所を切開して、マジックハンドみたいな器具と、掃除機のノズルのような器具と、先生がディスプレイで目の内部を見るためのCCDカメラみたいな器具を入れられているのが『見えます』。
『見えます』というのは眼球の中に入ってる状態が網膜で見えるということです。
そのマジックハンドみたいな器具で、膜(黄斑?)を切り取って、掃除機みたいなノズルで吸い取っていくのが見えていました。
我慢できない痛みはありませんでしたが、硝子体手術の間は、目が重い感じ(鈍痛)があって、早く終わらないかと思って見ていました。
白内障手術(眼内レンズ)
左目の手術の一か月後、右目の白内障手術(眼内レンズ)でした。手術時間は5分程度で終わりました。
眼内レンズを入れるのは、あっと言う間に終わると聞いていましたが、本当にすぐ終わりました。
手術中の痛みもありません。水晶体を吸い出して、眼内レンズを入れるという手術ですが、こちらは見えませんでしたね。
白内障手術は保険適用か
加齢黄斑変性(硝子体手術)は保険適用です。手術費用は収入などによって違いますが、健康保険の範囲で済みます。
白内障手術(眼内レンズ)は、眼内レンズの種類によって保険適用と自費に分かれます。
眼内レンズには、一つのところにしか焦点が合わない「単焦点レンズ」と「近くと遠いところにピントが合う『多焦点レンズ』があります。最近では遠い、中程度、近くの3点にピントがあう『多焦点レンズ』があります。
眼内レンズの種類によって保険適用と自費に分かれています。
硝子体手術を行った場合は、単焦点レンズしか適応できないらしく、左目は単焦点レンズで保険適応でした。
右目は、3点にピントが合う多焦点レンズで自費で行いました。
眼内レンズの選び方について
手術前に、眼内レンズの特徴や見え方の違いなど、十分に説明してもらえましたが、最終的には何を選べば正解かはハッキリしませんでした。
特に左目は単焦点レンズしか入らないので、右目も同じにした方がいいか、それとも3点にピントが合う多焦点レンズがいいのかは最後まで迷いました。
レンズの寿命は50年ほどらしく、一度入れた眼内レンズはよほど理由がない限り、死ぬまでそのままです。
かなり迷いましたが、左目は3点にピントが合う多焦点の眼内レンズを入れることにしました。
ただし、このレンズは自費なので、50万円以上かかりました。
自分の場合、乱視も矯正するので一番高く付きました。
眼内レンズを入れた後の見え方(視力)は、ある程度希望を聞いてもらえます。
単焦点レンズは、決められた所にピントが合うレンズです。自分のライフスタイルに合わせて、近くを良く見えるようにしたいとか、遠くにピントを合わせて欲しいとか希望を聞いてもらえます。
例えば、運転することが多いので、遠くにピントを合わせてもらい、本を読んだりスマホを見るときはメガネで対応するといった使い方です。
その逆に普段は近くを良く見るので、近くにピントを合わせてもらい、運転する時はメガネをするといった方法もあります。
多焦点の眼内レンズだと遠くにも近くにもピントがあうので、メガネが必要なくなりますが、自費となるので、お金がかかります。
自分の場合、左目の単焦点レンズは遠くにピントを合わせてもらいました。
右目が3点の多焦点レンズですので、慣れてくると右目を使って近くが見れるとのことだったので、メガネなしで近くから遠くまで見れるようになるようです。
白内障手術まとめ
手術してもらった眼科は、硝子体手術、白内障手術の日帰り手術で有名なところで、たくさんの患者さんが来院されています。
自分の白内障手術の日には、8名ほどの人が順番待ちしていて、流れ作業のように手術されていました。
白内障手術はとても簡単ですぐに終わります。自分みたいな視力が0.05というような強度近視の人も、裸眼で生活できるほどになります。
手術後すぐに運転免許の更新がありました。運転の条件の眼鏡が解除されたので、運転する時はもう眼鏡が要りません。
これで熱々のうどんを食べる時も、マスクをつける時も、梅雨の時期に満員電車に乗ってもメガネが曇って困るということもなくなります。
白内障手術をどうしようかと迷っているなら、迷わず手術をおすすめします。手術すれば、もっと早く眼内レンズを入れておけば良かったと思いますよ。